LS企画部の馬(マ)と申します。 先ず、簡単な自己紹介をさせていただきます。
2013年に入社し、横浜支店に配属となった中国人です。 2017年11月からは、現在のLS企画部システム開発グループに所属しています。 当部では、物流システムのNew-SANCSを担当しております。
今回は、メキシコにおけるNew-SANCSの導入支援の為、2週間の初海外出張となりました。
■往路 メキシコに行くためには、先ずはビザの問題を解決しなければなりません。
私は中国籍なので、色々な国へ簡単に行けません。不便ですね!
駐日メキシコ大使館領事部に申請資料を提示し、面接も受けました。 ビザ申請は予約制で、午前中に申請&面接があり、それに合格すると午後にビザをもらえます。
面接について、インターネットで調べたところ、「担当大使は日本語を喋ってくれるからスペイン語・英語を喋れなくてもご安心ください」という記事がありました。 しかし、残念ながら私の担当は日本語の喋れない方でした。 それでも何とか英語が通じ、許可をいただきました。
次に、行くルートを決めます。
アメリカ経由が便利だと聞きましたが、そうするとアメリカでトランジットがあるので断念し、「成田ーメキシコシティーレオン・グアナファト」ルートで行きました。
これで割にスムーズに行けました。
(乗り継ぎのメキシコシティ国際空港)
メキシコシティ国際空港での入国/出国手続きの際には、スペイン語か英語で質問に答えます。
ターミナル1階にて、入国審査を受け、日本で預けた荷物を受け取ります。 この時にパスポートと、機内で配布される入国カード(出国時使うので無くさないように)の提示が必要になります。
荷物は、乗り継ぎ地なので検査はなく、指示された乗継用のベルトコンベヤに乗せました。 日本を出発する際には、荷物は最終目的地まで自動的に運ばれるのか、乗り継ぎで一度受取り再度預けなければいけないのか、必ずカウンターに確認しないといけませんね。
その後税関を通り、メキシコへ入国し、2階の出国ゲートをくぐり、今度はモノレールで国内線第2ターミナルへ移動しました。 そして国内線に乗り、レオン・グアナファト国際空港へ辿り着きました。
(メキシコシティ国際空港内でモノレールを待っています)
■滞在中
(お世話になった山九メキシコ)
メキシコの事務所は、空港から車で20分程の距離です。 繁華街や商業地からは離れています。
最初に疑問に思ったのは、皆さんお昼ご飯はどうしているのかでした。 聞くと殆どお弁当のようで、外食は車で往復30分~40分掛かるようです。
◆天気・環境
メキシコは、乾季と雨季の2つの季節しかありません。
3月は乾季なので、毎日青空で、雲すら珍しいものでした。 空気もさっぱりして、気持ちが良かったです。 しかし昼・晩の温度差が10~15℃だったので、この時期にメキシコを訪れる方は風邪を引かないように注意してくださいね。
昼は30℃ですが、夜は寒く感じました。 暖房をつけたら、78の数字を見てびっくりしました。 しかし、よく見たら単位は℉で、ほっとしました。
山九メキシコのあるレオン・グアナファトでは、信号が殆ど設置されていないです。 一般道路でも爽快なドライブが出来そうですが、スピードの出しすぎにはご注意ください。 捕まると罰金があるようです。
◆食事(食べることが大好きなので、メインで書きました)
メキシコ料理と言ったら、タコスですね。 土着の作物のトウモロコシ、インゲンマメ、多様なトウガラシ(チレ)を用いた、 辛味の効いた料理で、街でたくさん見かけられます。
あとは、肉料理が多く、朝食でも肉をがっつり食べています。
高級レストランでなければ英語が殆ど通じないので、写真付きのメニューのあるレストランをお勧めします。
スープは材料不明、赤の辛いスープと緑の酸っぱいスープの2種類、パクチー好きな方は入れたほうが美味しいです。 野菜はサボテン炒めです。特に特徴のある味ではありません。さやいんげんと似てました。
昼食
メキシコ人は、一日4~5食食べるようです。
日本のお昼時は、メキシコではおかず時間?のようです。 おかずと言ってもタコスのようなもので、私には昼食として十分です。
ではメキシコ人のお昼は何時でしょう? 12時位にタコスを食べて仕事に戻って、14時位になったら本番お昼時間です。
よく食べる印象です。 そのせいなのか、太っている人が多かったです。 体型維持は気にしていないような気がしました。
お昼は、屋台やバイキング形式の料理店で、どれも美味しくいただきました。
メキシコ人はよくお酒を飲むので、夜が長いようです。
泊まったホテルの下に飲食店があり、夜中の2時位迄大音量で音楽が流れていました。 私は時差ボケで辛いのに・・・。
こんなものも普通にスーパーで売っています。 アーティチョークと、鮫?
◆観光
仕事の合間の日曜日には、グアナファトの観光地を訪れました。
左は、グアナファト市街地を見下ろす高台に建つ像、ピピラ像(Monumento al Pipila)です。 有料ですが、像の上に登ることも出来ます。 ピピラ像も良いですが、ここは市内を見下ろすビュースポットでもあり世界遺産の町の景色が素晴らしく(右写真)、観光客で賑わっています。
町の下の方へ続く歩道もありましたが、安全の為、車で移動しました。 観光の目当てがある訳でもありませんでしたが、そこには土産物屋がたくさんあって、立派な建物が林立していました。
18世紀に建てられた歴史ある大学、グアナファト大学(Universidad de Guanajuato)です。
白い壁に大きな階段、至るところに装飾が施され、大学の建物とは思えない華やかさでした。 屋上に上がり、市内を見渡すことも出来ます。 階段横には、大学グッズを売る売店もあります。
市街地中心部に建つカラフルな教会、Funicular Panoramicoです。
このような教会は中々珍しいですね。
教会の前は噴水のある広場で、市民の憩いの場となっています。 その周りには、テラス席が設けられたレストランも何軒かあり、夜になるとマリアッチ(メキシコ音楽を演ずる楽団)が音楽を奏でているようです。
市街地に建つ劇場、Juarez Theaterです。
屋根には像、ローマやギリシャの神殿を思わせる柱で装飾され、外観はとても立派です。
内部の見学も出来て、その細やかで華やかな装飾から、建てられた当時の繁栄ぶりが伺われます。 現在でも劇場として利用されています。
昼も美しいですが、夜もまたライトアップされて神秘性が加わり、より綺麗になるようです。
■復路
日本へ戻る際は、再びメキシコシティを経由し、上空から素晴らしい夜景が見えました。
最後になりますが、メキシコでお世話になった方々に感謝します。 初の海外出張で、とても勉強になりました。(著者:馬)
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