山九サウジアラビアの深牧です。 山九ヨーロッパ赴任に続きまして、昨年2014年よりサウジアラビアへ赴任し、1年が経ちました。 現在、アル・コバールにて物流業務を担当しております。 サウジアラビアからは初めてのブログ寄稿となりますので、弊社とサウジアラビアについて、簡単にご紹介させていただきます。
■山九サウジアラビアについて
2008年、ラービグでの石油石化プラント保全業務受注に伴い、合弁会社「山九マナールサウジアラビア」本社がサウジアラビア西岸のジェッダに設立され、次いでラービグにも構内事務所が設置されました。 その後、2013年に西岸ヤンブーでの石油石化プラント保全・構内作業獲得に伴い、規模が拡大。 また、2012年に別会社の「山九ARCCサウジアラビア」が、東岸アル・ジュベイルでの石油石化プラント保全業務を合弁で行うために設立されて、同社に出向分を含む約100名をあわせ、総勢ではサウジアラビアに約600名(日本人・その他外国人・National社員合計)の陣容となりました。 その後資本関係の変更により、2014年末をもって当社名は「山九サウジアラビア」に変更となっております。 物流事業所は2010年からのプロジェクト輸送作業開始に伴い、東岸のアル・コバール(ダンマン港の南)に設置されました。現在、日本人出向者1名(小職)を含む6名の規模です。
(山九サウジアラビアスタッフ)
(左:弊社の入居するビル 右:事務所入り口)
■山九サウジアラビアでの物流事業
当HPは「SANKYU-物流情報サービス-」ということで、物流の話題を中心とした構成になっていますが、2015年開始の時点では、山九サウジアラビアは機工(保全)作業の占める割合が遥かに大きい状況です。 しかし、今後は名実共に「山九のユニーク」(山九グループによる、プラント・エンジニアリング、ロジスティクス、オペレーション・サポートを有機的に結びつけ、お客様をサポートする体制のこと)を実現していく所存です。 とはいえ、まずは既存の3拠点(ラービグ・ヤンブー・ジュベイル)における物流業務の受注、そしてダンマン・ジェッダを中心とした国際物流、さらに周辺国(バーレーン、UAE、オマーン等)での業務拡大を図ってまいります。
サウジアラビアでは、何事も最終的には神様の思し召し(と現地お役人のご判断)次第であり、目標達成にいたるまでの手順が複雑だったり時間がかかったりと、簡単にはいきませんが、どんなに困難そうな事でも試してみれば可能だったり、といった魅力があります。
■ SAUDI ARABIA(AL KHOBAR)から主要都市への方角(大圏距離)・時差
距離が最も近いのはインド。時差はヨーロッパが近いです。 また、どの山九現法とも時差が8時間(冬季9時間)以内となっております。
■ 気候
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夏と冬があります。 夏は、雲ひとつない快晴(とサウジアラビア人が表現するかどうかはともかく)が多く、真夏は気温が摂氏50度にもなります。しかしながら湿気が無く、確かに暑いですが、天然のサウナ内にいる感じです。但し、それらは屋外の話で、事務所や車の中は冷房がガンガンに効いていますので、年中上着を用意しております。 一方、冬は「寒い」です。 さすがに雪は見ませんが、雨や雹(ひょう)が降ります。年に数日は、部屋に暖房を入れることさえあります。また、冬に雨が降ると、普段気にすることのない道路の排水能力の低さが露呈し、数日間水溜りが残ります。ひどいときには(小職は幸い経験ありませんが)洪水のようになるとのことです。ただし、サウジアラビアの高原では、冬は緑豊かになり、花が咲くそうです。 (散水装置)
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初めてジェッダ空港に到着する際、雪ならぬ砂を被った飛行機が多数駐機しているのを見て、砂の国であることを実感しました。 季節の変わり目などには砂嵐が起こり、道路は見通しが悪くなります。 夜間にもよく発生し、朝、運転手たちは車の砂を拭き取るのが一仕事です。 (サンドストーム)
他にも色々とお伝えしたいことはありますが、近い内にまたご紹介させていただきます。 今後とも山九サウジアラビアを宜しくお願いいたします!(著者・深牧)
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