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ヨーロッパ言語事情

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山九ヨーロッパの村上です。

はじめに自己紹介を兼ね、小職の経歴から記載させていただきます。

1997年入社後、中国天津現法に3年出向、国際複合輸送を3年経験後、再度中国上海現法に4年出向。
帰国後海外プラント輸送を6年経験後、2014年の4月から当社に赴任、現在ちょうど1年目を迎えようとしています。

 

前任者のブログで当社概要、ヨーロッパの状況等は既に触れられているようなので、今回はヨーロッパの言語事情について書いてみたいと思います。


EUといっても、もともとは別の国。
それぞれの国で様々な言語が話されています。
EUの公用語は何語だと思いますか?英語?ドイツ語?フランス語?

すべて正解です(笑)。
正確に言えば、ドイツ語、フランス語、イタリア語、オランダ語、英語、デンマーク語、ギリシャ語、スペイン語、ポルトガル語、スウェーデン語、フィンランド語、チェコ語、等々現在24の言語がすべて公用語と認められています。
加盟国の独自性と文化の多様性を尊重するといった建前から、全加盟国の公用語をEUの公用語とする、多言語主義の立場をとっています。

ただ、建前は建前として、ヨーロッパ人同士であっても、国言語が違えば意思疎通を図るのは当然困難で、特にビジネスの場において共通語が必要になってきます。
そうなるとやはり使い勝手がよいのは、英語ということになります。


山九ヨーロッパの所在地はオランダ・ロッテルダムですが、母国語はオランダ語。
ただ、ほとんどの人が英語を流暢に話すことができ、オランダ語が分からなくともあまり不便に感じることはありません。小職も普段はオランダ人スタッフとは英語で意思疎通を図っています。皆、小職より流暢で、ネイティブレベル。ある調査では、非母国語圏の英語力のランキングは、オランダはデンマークに次いで2位(ちなみに日本は26位)とか。

 

とあるレストランのメニュー表。オランダ語と英語が併記になっています。

 

自宅近くにある学校。
英語でI have to change to stay the sameと書かれています。
ロッテルダム出身の有名な画家の言葉らしいですが、変化(向上)しないと現状維持すら難しいということでしょうか…


オランダ人の英語力の高さは、国策として英語教育に力を入れているといった事情はあるのですが、もともとオランダ語が英語に近く、オランダ人にとっても習得しやすい言語であるようです。

典型的な例文ですが、
英) I am a Japanese.   This car is made in Japan
蘭) Ik ben een Japanner.  Deze auto is gemaakt in Japan
文法の並びも一緒ですし、単語も何となく似てますよね?

その他、やはり語源を英語と同じくするデンマーク、ドイツ、ベルギー、フィンランド、ノルウェー他北欧系の国々では、概して英語力が高いようです。
当然、その逆で、北欧系以外の国々では英語を不得意?とする国もあり、場所によっては英語がほとんど通じない、、というところもあります。


冒頭でEUの公用語は24ヵ国語と述べましたが、その中でも英語、ドイツ語、フランス語は欧州委員会内部で使用される主要言語と位置付けられています。
ということは、EUでは、英語のみならず、ドイツ語、フランス語も話せたほうが都合がよい と言うことなのかもしれませんね。
実際、平気でこれら3-4ヵ国語を操る人が多々いるのも事実。
いつかはそうなりたいものです。
と言いつつ、実際は英語と格闘するので手いっぱいだったりもします。

文脈とは関係ありませんが、冬のロッテルダムは日中でもどんよりとした曇りが多く日本にいるとき以上に、日光のありがたさを感じます。


(筆者:村上)

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