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こんにちは！ご安全に！！
山九東源国際（香港）有限公司の井上です。
■社歴、経歴
2008年～2011年 山九株式会社 国際複合輸送部配属
2011年～2014年 山九東源国際（香港）有限公司へ出向
山九東源国際香港の子会社である山九東源物流（深セン）有限公司と山九陸通（珠海）儲運有限公司の2社の管理を行っております。
香港については、すでに3回の紹介を行っておりますので、今回は筆休め！？に、山九東源香港の管轄地域である深センについての紹介を行いたいと思います。
■深センとは！？
深センと聞いて、あまりピンと来ない方もいると思います。ここで、深センの位置や経済状況等について紹介したいと思います。
（１）香港特別行政区・中国との国境に位置する都市
まずは、深センの位置について、
（中国地図からの深セン位置紹介）
南です、沖縄より南にあります・・・っとだけ書くと、怒られてしまいそうなので、拡大します。
(華南地図からの深セン位置紹介)
上記拡大地図の通り、深センは、香港と隣接している都市です。
1997年に香港が中国に返還されるまで、深センは「香港との陸続きの国境都市」である影響で、比較的裕福な都市でした。深セン市内も第二国境として区切られ、深セン市外の市民の立入り制限がされていた程です。
（現在も、第二国境時代の関所が、深セン隣接市の高速道路上に見られます。）
香港は1997年以降、同じ国ではありながら、「一国二制度」と言う「香港は資本主義、中国本土は社会主義」の統治方式を取っていますので、香港と中国には未だに経済格差があり、中国人の方は、VISAや通行証等と言う特別な手続きをしなければ、香港と中国を行き来する事が出来ません。
外国人である私も香港と中国行き来の際には、必ずパスポートを持参し、国境を通過しなければなりませんので、現在も「香港との陸続きの国境都市」＝「香港とのゲートウェイ」として、機能しています。
（香港・中国国境イミグレ（税関） ）
毎日イミグレで入出境の判子を押している為、VISA欄がなくなり、井上のパスポートは2年毎に更新が必要です。。。
（２）経済都市として
①賃金
香港隣接の影響で、裕福な都市であり、中国で1人当たりのGDPが初めて1万ドルを突破した都市です。また2013年には最低賃金CNY1,600/月/人(約27,000円)と定めており、中国全体で上海についで第2位の水準です。
②コンテナ貨物取扱量
物流業者らしく、コンテナ取扱量について触れてみますと、2012年の統計では、香港についで、世界第4位の物量だったのですが、2013年は香港のターミナルストライキの影響もあり、ついに香港を抜いて世界第3位になる可能性が高いそうです。
2012年 2013年
第1位 上海 上海
第2位 シンガポール シンガポール
第3位 香港 深セン？？
第4位 深セン 香港？？
※ちなみに日本の一番取扱量の多い東京港で29位（2012年）だそうです。
がんばれ！日本！！
■山九東源物流（深セン）有限公司の紹介
山九深センの業務内容を紹介させて頂きたいと思います。
（1）国際業務
華南地区にて調達するパソコン関連製品や玩具類を、深センの保税地域へ集約、日本向けに一括輸送を行う業務を行っております！！
（CMBL、西部倉庫 （玩具、パソコン関連製品類保管場所））
お客様の玩具の7割以上が華南地区より調達、日本向けに出荷されているそうです。
（2）国内冷蔵・冷凍業務
2012年10月より深セン市内日系スーパー向けの冷蔵・冷凍センター業務を開始致しました。
山九深センにとっては初めての冷蔵・冷凍物流の取扱。またお客様にとっても、初めての海外での冷蔵・冷凍センターであった為、立上げには四苦八苦しましたが、なんとか当初の予定日程通りに立ち上がり、現在は365日24時間稼動体制で、毎日、深セン近隣地域13店舗向けに生鮮食品の配送を行っております！！
（冷蔵・冷凍倉庫の様子）
冷凍倉庫の管理温度はマイナス18℃！
5分もいると身体中が凍えます。15分毎に1度休憩を入れての作業を行っています。
（お客様検品の様子）
お客様の検品員が商品のサンプル検品をしています。見た目だけで判断できない場合は、食べて食感等の確認もされています！
（中国ならではの食材 （羊一頭！、肉まん、餃子等の冷凍加工品など））
中国ならではの食材で、時には羊一頭丸々輸送！等もあります。
■最後に
このように、深センでは色々な商品の取扱いをさせて頂いております。中国華南では是非とも当社のサービスをご利用ください！
南国風土の楽観的なイメージと香港の商売気質がある独特な地域性で、、、みんな明るく、楽しく、やる気を持って！対応させて頂きます。
また中国華南地区は、中国の中でも、香港や澳門と隣接をしており、中国の他の都市にはない面白さがあります。今回紹介出来ませんでしたが、次回は珠海（澳門＝元ポルトガル領で1999年に中国返還と隣接）についても、紹介したいと思いますので、お楽しみに！！（筆者：井上） | 
