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アメリカ シカゴより

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SANKYU USA (通称:SUI) の中籔(なかやぶ)です。
早いもので赴任にして1年が経過しました。今回は2回目の投稿です。
昨年末に家族(妻・長女・長男)が帯同し仕事以外にも多くのことでアメリカの文化に触れることとなり、
今回は「スポーツ」から見るアメリカをご紹介したいと思います。


■私の社歴

  • 1998年入社、5年間 国際複合輸送部関西国際複合輸送グループに所属
  • 2003年山九レムチャバンに出向し、約5年間輸出入フォワーディング業務に従事
  • 2008年日本へ帰国後、本社 国際複合輸送部にてアジア・インド発着の国際物流の実務、営業を担当
  • 2012年2度目の出向として、SUIへ赴任。現在、米国発着の輸出入フォワーディング業務に従事

■アメリカのスポーツ

アメリカには、4大スポーツと呼ばれるスポーツがあります。
それはMLB(野球)、NFL(アメフト)、NBA(バスケットボール)、NHL(アイスホッケー)。
それぞれのスポーツがシーズン制で開催され、春から秋の野球、秋から冬のアメリカンフットボール、冬から初夏にかけてはバスケットボールとアイスホッケーと、ほぼ1年を通してスポーツ観戦を楽しむことができます。
その人気はすさまじく、ファイナルが近づくと盛り上がりは最高潮を迎え、地元が優勝しようものならば、
街のスポーツバーからは雄叫びが聞こえ、辺り一面チームカラーで染まります。

翌日には、優勝を称えて大きなチームロゴの幕を家に貼り出したり、チームTシャツが飛ぶように売れたりします。
特にフットボールの頂上決戦のスーパーボウルの翌日には、多くのサラリーマンが有給をとり、そうなることを見越した企業側が初めから休日にしているところもあるほど。
それに応えるかのように、プロの選手はファンサービスを怠りません。サインにも気軽に応じてくれます。
特に小さい子供たちへは試合前にサインや写真を撮る時間を設けているチームもありました。




アメリカ シカゴ
(息子の逞(たくま)も大興奮!)


 
■観戦方法

実際に会場に足を運んで見る人がとても多く、平日の夕方というのに、会場は観客で埋め尽くされているという光景をテレビでよく見ます。ただ、前述のスーパーボウルの観戦チケット代金はレギュラー試合から見ると一気に跳ね上がり何千ドル(何十万円)にもなるため、各スポーツ頂上決戦の場合は、友人を自宅に招いて派手に飲んだり食べたりしながら盛り上がります。よって、大きな試合当日のスーパーは長蛇の列となり、コーラ、ビール、冷凍ピザ、ポテトチップスなどが飛ぶように売れ、品薄状態に陥ります。
レジでは、どっちのチームを応援するんだと聞かれ、スポーツの話題一色となるのです。

私は今年の2月、シカゴのユナイテッドセンターで行われたNBA シカゴ・ブルズVSブルックリン・ネッツの試合を
観戦してきました。試合前の練習タイムにあこがれのデロン・ウィリアムスにサインをもらい写真まで撮ってきました。
完全にミーハー状態。間近で見るプロのプレーは迫力満点で、今でもその日の感動を覚えています。



アメリカ シカゴ
(ユナイテッド・センター前でバスケ同好会の友人と)



アメリカ シカゴ
(NBA シカゴ・ブルズVSブルックリン・ネッツ戦)


■子どもの習い事

アメリカの4大スポーツは、もちろん子供たちにも大人気で小さい頃から習うことができます。
特筆すべきは、それぞれ実際に試合が行われるシーズンにのみ習うことができるということ。
つまり、通年で1つのスポーツを習うことはできず、フットボールならば夏の終わりから冬までしかできないのです。
フットボールの季節が終わると野球を習うという子も多くいます。

習い事だけでなく、中学や高校のクラブ活動もこのようにシーズンで回していくので、1つの競技でなく3~4種類のスポーツに触れることができ、好きなスポーツだけでなく、試してみたいものにも挑戦でき、自分の可能性を見出すこともできるのです。こうしてボー・ジャクソンやディオン・サンダースといったアメフトと野球両方をプロで活躍する選手が生まれるわけです。

8歳になる私の息子もこの夏からフットボールを始めることになりました。驚くべきはそのプレー人口の多いこと。
息子が所属するチーム、小学生だけで100人を超えています。
さらにヘルメットやショルダーといった多くの防具がレンタルできる充実ぶり。成長著しい子を持つ親としては毎年買い替える必要もなく、非常にありがたいシステムです。さらにたかだか8歳の子どもたち約30人に6人ものコーチがつき、至れり尽くせりの環境です。
午後7時にもなると、仕事帰りの親たちもフィールドに椅子を持ち込み息子に激を飛ばします。


 
アメリカ シカゴ



アメリカ シカゴ
 


 アメリカ シカゴ
(白のNo.23が息子:逞(たくま))



さらに、専属のキッズチアリーダー達もいます。専属チアリーディングもまた、アメフトと同じ季節にのみ習い、
活動することになります。11歳になる娘もこのチアリーディングのチームに現在所属。
同じフィールドで練習に明け暮れる日々を送っています。



アメリカ シカゴ 
 (上に乗っているのが娘:果子)

さぁ、いよいよアメリカンフットボールのシーズンです。もちろん地元シカゴベアーズをビール片手に応援です。

このように余暇はスポーツ観戦を行い、爽やかにリラックスすることで、忙しい毎日の仕事もがんばれるという好循環になっております。
是非、アメリカに来て、一緒にその季節スポーツを観戦しましょう、アメリカ・シカゴで!(著者:中籔)



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