サワディーカップ!サバーイ ディー マイ カップ? (こんにちは!お元気ですか?)
山九タイの小峯と申します。 ナワナコン フレイト センター(通称SNFC)にて輸出入フォワーディング業務を担当しております。
1998年に入社し、東京支店にて11年、国際複合輸送部にて3年在籍した後、2012年4月にタイへ赴任して参りました。 この4月で1年が経過致しまして、暗号にしか見えなかったタイ文字も少しずつですが分かるようになってきた今日この頃です。 タイに赴任して1年経ったばかりですが、思いつくままにタイについて語らせて頂きますので、お付き合いください。
(SNFCでのタイ国旗)
■癒しの場「ルンピニ公園」
海外旅行の行き先の中でもバンコクは大人気都市のひとつですが、バンコクを訪れたことのある方々はどこに行かれましたでしょうか。 寺院、市場、チャオプラヤ川でのクルーズ、エステ、マッサージ、ムエタイ、ゴルフ、タイ料理そして伝統的なタイ舞踊・・・いろんな楽しみ方ができ、バラエティに富んで魅力的な街です。
そんな様々な味わい方ができる街に住みながら、1年間の単身生活の中で毎週末にささやかな楽しみにしているのが「ぶらぶら散歩」です。 どこをぶらぶらと散歩していたのか・・・都会のど真ん中に存在する「ルンピニ公園」です。 下宿していたアパートから5分ほどのところにあるルンピニ公園は、総面積約58M2の広大な公園で様々な国の人がジョギングやサイクリングを楽しんでいます。 都心にあることを忘れさせるには十分過ぎるくらいの緑豊かな公園で、池も数多く点在しており、運がよければ(?)大トカゲに遭遇することもあります。それを狙ってひたすらシャッターチャンスを待っている人もいます。
一方で12月から2月までの期間限定にはなりますが、バンコク交響楽団が毎週日曜日の夜に野外コンサートを行っており、クラシック、映画音楽、シャンソン、ジャズなど実に様々な曲を演奏し、聴きに来ている人を楽しませてくれます。
(ヨーロッパの様な雰囲気のルンピニ公園の小川)
(バンコク交響楽団による野外コンサート)
■意外に多いパブやバー
バンコクに赴任する前は、素朴な街のイメージしか持っていませんでしたが、赴任した初日からそのイメージは完全に覆されました。 中でもびっくりしたのは、パブやバーが意外にも多いことです。
今回ご紹介したい店は「Saxophone」という店です。 ジャズライブもあれば、実に様々なバンドが競い合うように実力を遺憾なく披露する、刺激的なところです。 場所はBTSスクンビット線のアヌサワリイー・チャイ駅から歩いて5分ほどの所にあります。 ジャズやロック好きの人には何度行っても飽きることのない店です。ぜひ行ってみてください。
(Saxophone Pubの玄関)
■バンコク ブラスバンド(Bangkok Brass Band)
高校から始めたホルンが、今では趣味の根幹となっています。 バンコクへ赴任すると決まった時は、しばらく音楽とは無縁の生活になるのか・・・と思っていましたが、昨年の8月に日本人で結成している吹奏楽団があることを知り、迷わず入団・・・赴任前の予想を覆して現在では毎週日曜日の欠かすことの出来ないアクティビテイとなっています。
2011年8月頃にわずか9名で結成されたこの吹奏楽団は、現在では約35名にまでなっており、月に1度はどこかの場所で演奏活動をしております。 2月にはファミリーコンサートを開催し、日本の民謡からアニメソング、楽器ごとでアンサンブル曲を演奏し、大変好評でした。
(ファミリーコンサート前のバンコクブラスバンド・前2列目右から6人目が著者)
■もう一つのバンコク港
バンコクではチャオプラヤ川を遡ってバンコク中心部に程近い「クロントゥーイ港(通称PAT)」が良く知られていますが、もう一つ「Sahathai Coastal Seaport」を簡単にではありますがご紹介します。
2007年に開設されたこのコンテナターミナルは、クロントゥーイ港から河口へ下ること約7~8kmのところにあり、もともとガントリークレーンは設置されておらず移動式クレーンのみでの荷役でしたが、クロントゥーイ港において非常に混雑していた2011年にガントリークレーンが設置されて以降、MOLの西日本行きの航路が寄港されるなどして徐々に取扱いコンテナが増加しています。
一方、ここからバージ船でレムチャバン港まで横持ちをして巨大船に積み込む、もしくはレムチャバン港からSahathaiへバージ船にて輸送されるといった仕組みも出来上がっており、道路交通渋滞の激しさが増す状況の中で存在意義が増しつつあります。
(Sahathaiでコンテナ船とガントリークレーン)
(Sahathaiに接岸しているバージ船)
■ナワナコンのあまり知られていない風景
ナワナコン工業団地は1971年に設立され、タイ王国の中でも最も歴史の古く由緒あるる工業団地です。 その中に、山九タイ ナワナコン フレイトセンターがあり、1989年10月に設立されたタイ現法の中でも長い歴史をもつ拠点です。 皆さんの記憶にまだ残っていることと思いますが、2011年10月の大洪水において、ナワナコンも甚大な被害を受け、今では周囲21KMほどの工業団地を囲うようにして防水壁が出来上がっています。 その外側ですが、バンコクからアユタヤそしてチェンマイへ通じる国鉄が走っており、実はナワナコンにも駅が存在しています。 しかしながら、その駅は駅舎もない、駅員もいない、ただコンクリートのプラットホームがポツンとある殺風景な駅です。 昨年に防水壁の工事を行っている様子を見学に行った際に、駅に立ち寄ったところ北から貨物列車が汽笛を鳴らしながら通過していきました。「世界の車窓から」の番組に出てきそうな風景です。
(無人のナワナコン駅を貨物列車が通過中)
思いつくままに書いてしまいましたが、最後までお読みくださいましてありがとうございました。 タイに赴任してやっと1年が経ったばかりでまだまだ力が及ばないことも多々ありますが、今後ともお客様やタイ経済、山九グループの発展ために尽力して参ります。(著者:小峯) |