青島山九亜太物流有限公司の津脇 昇太です。 現在、山東省(主に青島地区)の業務・営業を担当しております。
さて、今回は青島ブログの第2弾ということで、弊社で活躍しているスタッフ2名によるブログです。 春節に関する内容を掲載したいと思います。 中国ではそれぞれ場所により春節の際の食べ物が異なるようです。では、弊社スタッフによるブログをどうぞ。
■青島山九亜太物流有限公司の張 緒晋です。 現在、山東省(主に青島地区)の業務・営業を担当しております。 今回は、小職の妻が南通の出身なので、南通(啓東市/けいとうし)の春節に関するお話をしたいと思います。
◆啓東の紹介(2010年データ) 啓東は面積:1208平方キロ、人口:約112万人。 江蘇省南通市に位置する県級市です。
◆中国 南方の春節 中国は広い国なので同じ国でも東方と北方では、飲食習慣や春節での祝いの習慣が異なります。 小職出身地の青島は中国の北方に位置しており、春節になると餃子を食べなければ春節を過ごした気持ちになりません。
一方、妻の出身地は東方の啓東市で毎年春節には実家に帰り、春節を過ごしますが、啓東市では春節に餃子を食べる習慣がありません。餃子の代わりにお餅を食べます。 北方出身の私には餅を食べる習慣が御座いません。 春節に餃子を食べてないので、青島に戻ると直ぐに餃子を食べます。 餃子を食べ、新年を迎えると、今年も元気で頑張れる気持ちになります。(著者:張 緒晋)
(妻の実家が作ったお餅)
■青島山九亜太物流有限公司の顔 宏霞です。 現在、山東省(主に青島地区)の業務を担当しております。
餃子は中国北方の春節に食べる伝統的な食べ物です。餃子を作らなければ新年の意味がないというほど重要です。 なぜならば、餃子の形は馬蹄銀(ばていぎん)※1の形に似ております。 春節に餃子を食べると“招财进宝(幸運と財を招く)”意味があります。
また餃子の中身に縁起ものを入れて、一年の希望を込めます。 砂糖、棗(なつめ)※2、 ピーナッツ、甘栗などを入れます。 砂糖の餃子を食べると来年の生活は甘い、という意味です。 ピーナッツ餃子を食べると来年は元気・長寿。 棗(なつめ)、甘栗餃子を食べると早く元気な子供を生むことが出来る、という意味があります。
今年の大晦日に母が作った餃子が大変美味しかったです。 家族の10数人で作った餃子には棗を入れた餃子は6個しかありません。 家族の中のルールで棗餃子を食べた人は赤包(お年玉)を貰うことが出来ます。 結局、私は1個、棗餃子を食べることが出来、お年玉入りの赤包を貰いました。すごく嬉しかったです。 赤包を貰うと来年の幸福を貰った気持ちになります。(著者:顔 宏霞)
※1 中国の清代に通行した銀貨の一種。両側の耳が高くなり,馬蹄形をしているので,この名がある。 ※2 梨のようにさっぱりとした甘さの果実。
(母が作った餃子/この中に6個だけ棗入の餃子があります)
(左:張、中央:津脇、右:顔)
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