山九ロジスティクスベトナムの杉山です。 現在、ホーチミン市を中心としたベトナム南部で物流事業の営業を行なっております。
これまでの経歴は、神戸支店輸出係から山九インドネシア国際㈱ジャカルタ輸送部、帰国後、国際複合輸送部(関西)を経て、2010年の5月よりベトナムに駐在しております。
アジアに関しては、中国(1年) 、タイ(1ヶ月)、マレーシア(2週間)、インドネシア(5年)、インド(1ヶ月)、ネパール(2週間)、トルコ(2週間)と主な国は訪れておりましたが、ベトナム入国は今回が“初めて“で、また違うアジアを勉強中です。
■ベトナムに関して
ベトナムは南北約1650KMの細長い国土を有しており、民族は約85%がキン族ですが、北部と南部ではその気候は異なっており、人の気質も若干異なるように感じます。
私のいるホーチミンは南部に位置し、熱帯性気候のためか、北部に比べて、陽気な性格の人間が多く、向学心も高く、エネルギッシュな印象を受けます。 営業という業務柄、新規進出を検討するお客様に接する機会が多く、ベトナムの下記潜在力を紹介しております。
- 人口の8割が40歳以下(総人口8,600万人 出生率2.3%で増加傾向)
- 識字率 男性93.9%、女性86.9% 全体で90.3%(参考:中国:92.9%、タイ:94% マレーシア:91.5%)
- 石油産出量が1660万トン、天然ガス採取量126千兆ジュール、その他、石炭、スズ、タングステン、ボーキサイトなど天然資源が豊富
- 食料自給率140%の豊穣な国(日本は約40%)
- 都市部と農村部の所得格差が他の途上国に比べると少ない。
BRICsに続く投資先として、各国が注目するのも「宜(むべ)なるかな」というところ。
(若いベトナム【南部】のスタッフたち:今年の新年会の集合写真)
■物流的視点での風景点描
都市の風景
(バイクが多くて渋滞も多し。道路を横断するのは命がけ)
田舎の風景
(都市とは対照的に、のどかで水牛も歩いています。道路の舗装はまだまだ・・・)
河川のある風景
(サイゴン川流域に港・Inland Container Depo【ICD】が発達しています)
■ベトナム南部での新たな挑戦
元々、ホーチミンから約40KM近辺での航空貨物・海上貨物の輸送作業を主として、取り扱って参りましたが、今ではホーチミンから60~70KM離れたカイメップ・チーバイ地区と呼ばれる大型港湾建設が始まる地域にもエリアを拡大し、新規進出顧客に対して、輸送・機工のみならず、顧客構内でのOperation Supportの分野でも提案できる体制作りを、本社・東南アジアエリアの協力を得て、進めております。
(カイメップ・チーバイ地区:密林を切り開いた大地に、建設された港だけ浮かび上がる)
(インフラもこれからの荒野が、弊社の新たなフィールドとなる)
国自体も若く(南北統一して36年)、現地法人も新しい可能性と将来性を糧として、邁進し続けるベトナム・弊社を今後ともご注目下さい!(著者:杉山)
(左から筆者、山下社長、森川GM)
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