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輸入通関プロセス(船積み後の手続き)

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■船積み後の手続き

船積み後の手続きは、下記フローとなります。



<各手続き詳細>

◆輸入諸税とは
輸入時、連邦税に属する①輸入税、②工業製品税、③社会統合基金、④社会保険融資納付金、州税に属する①流通サービス税が原則課せられる。

詳しくはこちら(ブラジルの輸入について(各種罰金・規制・税率))


SISCOMEX(シスコメックス)とは
ブラジルでの電子貿易処理システム。輸出入申告はこのシステムを通じて行い、日本でいうNACCSにあたる。


通関モードとは
輸入貨物の検査基準を指す。
輸入通関申告後、「緑色」「黄色」「赤色」「灰色」の4色に指定される。

緑色・・・フリー通関。何の検査も無く通関完了となる。
黄色・・・書類検査。
赤色・・・書類・現物検査。
灰色・・・企業・価格などにダンピングの嫌疑がかかる場合に、指定される。


ICMS(州税)とは
流通サービス税。付加価値税に相当。各州政府により徴収され、商品の流通や通信、運輸サービスなどにも適用される。州によって税率は異なり、サンパウロ州では18%~25%。


輸入通関場所
輸入通関場所は、1ST ZONE・2ND ZONEに分類される。

    • 1ST ZONE・・・
      国外から直接ブラジルの港湾に入港する船舶、あるいはブラジルの国際空港に到着する航空機が荷卸しを行ない、輸入通関を行う税関倉庫を指す。
      港湾のCY・CFS、空港の空港公団倉庫となる。
      現物検査となった際、検査までに日数を要す為、設備・緊急品は1ST ZONEでの通関を避けた方が無難。
      コストは2ND ZONEでの通関と比べ、安価。

1ST ZONE(サントス港) 

    • 2ND ZONE・・・
      内陸保税倉庫を指す。
      1ST ZONEに荷揚げされた輸入貨物を、2ND ZONEの内陸保税倉庫まで保税輸送手続きを行う必要がある。
      機械設備、特殊通関貨物などは税関検査になる確率が非常に高く、現物検査となっても税関職員が常駐している為、1ST ZONEに比べ比較的迅速な通関が可能となる。
      保税輸送部分のコストは増加要因となるが、リードタイム圧縮ができ、1ST ZONEでの貨物滞留費用などを
      総合すると、必ずしもトータルコストでは増加になるとは限らないので、ケースバイケースでの活用となる。

2ND ZONE(サンパウロ州の内陸保税倉庫) 


◆リードタイム
下記は、通関場所:1ST ZONE・2ND ZONEでの、通関モード:青色(フリー通関)と赤色(書類・現物検査)の場合のリードタイム比較(稼動日ベースで比較)。
赤色(書類・現物検査)の場合は、2ND ZONEで輸入通関をする際、内陸保税倉庫に税関職員が常駐している為に迅速な対応が可能。


輸入通関プロセス(船積み前までの手続き)についてはこちらから


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