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ブラジルより

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山九ロジスティックスブラジル駐在員の飯沼です。


Bon Dia!(おはようございます!)
2010年04月09日にブラジルへ赴任したばかりのほやほや駐在員です。このレポートを書いているのはブラジルでの生活を開始してまだ日が浅いので、皆様が期待するような面白いネタがまた手元にありません。ということで、ブラジルレポート第1回は私の駐在先  ”Sankyu Logistics Brasil”(以下SLOG)のご紹介をしたいと思います。

(わたしの経歴)
’93-’98商社勤務(内3年ベトナム駐在)、’99-’06港湾物流会社勤務、’06-’09山九/名古屋支店国際物流グループ、’09-’10山九本社/国際複合輸送部、 ’10.04の辞令でSLOG駐在。

(わたしとブラジルとのかかわり)
ここブラジルの地に初めて足を踏み入れたのは今から11年前の’99年。当時私は1年間の世界一周個人旅行をしており、最終目的地を日本から一番遠いブラジルと決めていました。日本出発から西周りでアジア~中東~欧州~北中米~と渡り歩き、アルゼンチンから陸路ブラジルへ入国。世界遺産イグアスの滝を眼の前にしたときのあの感動は今でも忘れられません。でも、まさかここで働く事になるとは到底思っていませんでした。

それから9年後、’08年8月初めてのブラジル出張。自動車産業を中心に発展を続けるブラジルと当時所属の中部エリアとのつながりは深く、サンパウロ、サントス、マナウスの自動車関連企業を中心にまわりました。

(Sankyu Logistics Brasil紹介)


ブラジルは1970年代前半にかけて年率10%を超える経済成長を遂げて「奇跡のブラジル」と言われました。そして1972年に山九㈱がウジミナス製鉄所、CSN製鉄所の高炉建設工事を受注したのを契機に、現地資本と合弁で「SANKYU SA(山九ブラジル)」(以下SSA)が設立されました。

ブラジル鉄鋼事業の発展と共にSSAも拡大を続け、製鉄設備の建設、高炉改修工事、設備の保全整備サービス、製品の精製・梱包・出荷などの構内物流サービスなどを通じ、技術とシステムを携え安心を運ぶ山九との評価を頂き、現在約5,000名の現地社員を抱える規模となっています。

その後、1980年代のハイパーインフレ「失われた10年」をくぐりぬけ、1990年にブラジルの貿易自由化が起点となり、1993年SSAの国際物流部門子会社として「Sankyu Logistics Brasil」が設立されました。
現在のSLOGの拠点としましては、サンパウロ物流本社を中心に、サントス事務所・車輌基地, イトゥー倉庫, ヴィラコポス空港事務所,グアリューロス空港事務所・倉庫, マナウス事務所があります。現在ブラジル人スタッフは総勢約120名体制で、輸出入通関、航空・海上貨物取扱、国内陸上輸送、保税輸送、一般倉庫等々の業務を行っています。

すべて自社運営体制による物流事業の展開を基本としており、ブラジルの特殊な輸出入環境に一貫体制で高品質なサービスをご提供しています。特に通関セクションは充実しており、不透明で複雑な通関環境たいして安全・迅速・コンプライアンス遵守の体制を敷いており、日系各社様からは「山九に任せればあっという間に通関が切れる」と評価を頂いています。

「ブラジルの物流は本当によく見えない」「商品がいつ着くのか分からない」というお困りの声をよく耳にします。
そんな時SLOGを思い出してください。
「見えないブラジルを見えるようにする!」これが私たちのセールスポイントです。

つい先日(4/15)首都ブラジリアにてBRIC’s サミットが開催されブラジル、ロシア、インド、中国の4カ国の首脳が一堂に会しました。BRIC’sは世界経済の2割近くを占める市場に成長し、世界人口の4割強を抱えており、これからもますます世界での発言力が高まってくるものと思われます。
そんな中ブラジルはこれから先、2014年サッカーワールドカップ 、2016年オリンピック開催などのビッグイベントが控えています。鉄道インフラ整備のみならず、エネルギー、社会・都市基礎、運輸・港湾など幅広い分野でのインフラ整備プロジェクトが遂行しています。

これからますます発展を続けるブラジル。日本からはるばる24時間以上かけてのフライトは大変ですが、訪伯されるお客様は連日後を絶ちません。企業進出や新規市場開拓のためにご出張の際は、ぜひ一度SLOGにお立ち寄り下さい。ブラジル38年の山九の歴史と実績と信頼は、物流面で必ずお役に立てることと確信しています。これからも地球の反対側にある「遠くて近い国」ブラジルからどんどんレポートを発信しますのでどうぞ宜しくお願いします。

スタッフと筆者(SLOG サンパウロ物流本社事務所にて)

         左から、アベリーニョGM、森田DM、飯沼(筆者)、池田GM 

 

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