山九株式会社は、一般社団法人日本物流団体連合会の主催する第26回物流環境大賞において、3案件で奨励賞を受賞いたしました。
本表彰制度は、物流部門における環境保全の推進や環境意識の高揚を図り、環境負荷低減の面から物流業の発展に貢献した事業者等を表彰する制度です。
◆案件 1.鉄道輸送の活用によるCO₂削減と積載率向上
- 合同受賞者:三井化学株式会社様
- 概要:三井化学/大牟田工場から四日市市への輸送について、大牟田から大阪までは従来からあった鉄道輸送に集約/切替えてトラック輸送の削減と鉄道輸送の積載率向上を図りました。
これにより、CO₂排出量の約80%(年間103トン)の削減を実現。
荷主と物流事業者が協力して物流改善に取り組む中で、多数ある品目・納品先の中から条件を調整し、鉄道とトラックの良い点を組み合わせた物流導線を構築しました。
◆案件 2.輸送の集約による効率化
- 合同受賞者:三井化学株式会社様
- 概要:従来は、市原地区から大阪地区の最終納入先に向け単独輸送でお届けしていましたが、大阪SP(摂津市)を経由させることで、市原地区→大阪SP間を他の納入先向けと集約して輸送し、単独で輸送するのは、大阪SP~最終納入先間のみとしました。
これにより、CO2排出量の約15%(年間3トン)の削減を実現。
◆案件 3.往復輸送と中継拠点による効率化
- 合同受賞者:三井化学株式会社様、三井・ダウポリケミカル株式会社様株式会社様
- 概要:従来は、市原地区→広島地区、広島地区→市原地区でそれぞれ手配されていた2行路を往復化すると同時に、大阪に中継拠点を新たに設け、双方から来たトラック間で製品を積替え、それぞれの出発地へ戻るスキームを構築。
これにより積載効率が向上し、CO2排出量の約38%(年間32トン)の削減に加え、ドライバーの拘束日数を4泊5日から1泊2日へ大幅に短縮するなど、ドライバーの労働負荷軽減にもつながりました。
◆改善前後の輸送フロー

【BEFORE】


【AFTER】
◆授賞式の様子

写真左から
日本物流団体連合会 会長 真貝 康一様
山九株式会社 3PL業務部 部長 舘 靖広
三井化学株式会社 グループリーダー 長田 智博様
三井・ダウポリケミカル グループリーダー 杉田 イッティエンゲイン様
これからも当社は、脱炭素社会の実現及びドライバー不足の解決に積極的に取り組み、持続可能な社会に貢献してまいります。
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