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シンガポールに大型物流センターを建設 ~全フロア温度帯管理の高機能物流センター~

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平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。


山九株式会社の海外現地法人、山九シンガポール(私人)有限公司[SANKYU (SINGAPORE) PTE LTD. ]は、シンガポール西部のトアス地区にトアス物流センター(仮称)を建設いたします。

同倉庫は既存倉庫の建て替えにより施設面積を現行の2.2倍に拡張し、東南アジア域内における弊社最大級の物流センターとして、2025年9月の開設を予定。
トアス地区を中心としたバイオメディカルや医療・医薬関連の物流需要の取込みをターゲットに、全フロアに22℃前後の温度帯管理機能を完備し、保管効率の高いVNA型物流センター(※1)とする計画です。

更に、シンガポール政府が計画中のトアス新港(※2)に近接する利便性を活かし、同国における国際物流貨物の需要を取り込む予定です。
また、山九グループのサステナビリティ基本方針に基づき、屋上にソーラーパネルを設置し倉庫で使用する電力の一部を賄うことで、CO2排出量の削減に貢献してまいります。


※1 VNA型物流センター
VNA は Very Narrow Aisle の略。
自然災害のリスクが少なく国土が狭いシンガポールにおいて有効活用可能な、通路幅の狭い高層ラックを備えた物流センター。
当倉庫は約12m/階のラックを設置予定。
オペレーションには搬送用の自動フォークリフトが導入され、省力化が可能となる高機能物流センター。

※2 トアス新港
国内に分散する5つのコンテナターミナルをトアス地区の新港に集約するシンガポール政府が進めるプロジェクト。
第1期が2023年9月に開業し、順次拡張し2027年には一本化を予定。
最終的には2040年までに6,500万TEU/年の取扱い(現状の約2倍)を目指している。

 

シンガポール 物流センター


■施設概要

  • 名称:トアス物流センター(仮称)
  • 住所:Tuas Avenue 13 Singapore 638389【地図
  • 開設時期:2025年9月
  • 敷地面積:19,230m2
  • 施設面積:37,975m2(うち事務所:1,253m2)
  • 構造:鉄筋コンクリート4階建て
  • 機能:全フロア温度管理(22℃±2℃)、VNAラック、ソーラーパネル、垂直搬送機4台、荷物EV2台
     

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