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北米における重量物輸送・据付輸入一貫作業

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作業概要  

テキサス州で行った日本からの重量物設備輸入作業の一例(実績)を、主に輸送の視点からご紹介いたします。
本作業はヒューストン(Houston)港荷揚げから輸入通関、サイトへの配送、現地据付までを、山九アメリカ現地法人のSANKYU USAが一貫して請け負った事例です。

いくら国土が大きなアメリカといえども、これ程の大きな貨物の輸送には該当州の運輸省(この場合はテキサス州)から特別な許可を得る必要があるだけでなく、通過する地域の各管轄役所全てから通行許可の取得が必要です。
ちなみに住宅地区を通過するときは電線等の除去作業を行う必要もある為、関連する電気・電話会社・ケーブルテレビ会社へ事前連絡をすることも輸送業者の責任となっています。そのため"BUCKET TRUCK"と呼ばれる特殊車両のエスコートも必要でした。

<輸送計画、運輸省の輸送許可(Permit)取得までの基本的な流れ >

  1. ドーリー作成を開始
    弊社にて、貨物寸法、重量を考慮したドーリーの個数、設置位置の設計を行う。
    ドーリー作成に当たっては予め運輸省(DOT=Department of Transportation)の承認が必要。
  2. 輸送ルート計画を作成
    弊社にてロード・サーベイを行い、通過する橋梁の耐荷重、路上障害物を確認を行う。
  3. 運輸省(DOT=Department of Transportation)へ輸送許可(Permit)申請実施。
    弊社にて仮設定した輸送ルートに基づき申請を行う。
  4. DOTによる検証~輸送ルートの確定
  5. DOT内の橋梁専門グループによる通過する橋梁の耐荷重チェック
  6. DOTから輸送許可(Permit)の正式な書類が発行

輸送した商品情報  
  • 取扱貨物   : 酸素分離装置 (設備内が冷却されるので俗称"COLD BOX"と呼ばれている) 
  • サイズ      : 長さ38m×幅5m×高さ6m 
  • 重量(N/W) : 132 t

<COLD BOX写真>
北米 cold box

 

作業フロー  

 アメリカ 重量物輸送 据付

    <ドーリー写真>                      <フロー1.本船より荷揚げ>
アメリカ ドーリー dollyアメリカ 荷揚げ

  <フロー2.ダンネージへ仮置き>               <フロー3.ドーリー取り付け その1>
アメリカ ダンネージアメリカ ドーリー 取り付け

  <フロー3.ドーリー取り付け その2>                <        フロー4.  先 導     >
アメリカ ドーリーアメリカ 先導

<フロー6.据付作業 その1>        <フロー6.据付作業 その2>
アメリカ 据付アメリカ 据付

 

弊社サービスの特徴  

SANKYU USAは1984年会社設立以来、物流・機工という二つの機能を生かした重量物設備を"運んで据え付ける"といった一貫サービス体制を敷き、日系業者だからこそ可能な"和風"サービスの実現で、お客様から高い評価を戴いてきております。

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