プラント輸送

■プラント輸送とは

1. EPC (*) コントラクターと呼ばれるエンジニアリング会社が、プラント (**) を設計します。
         (*)  Engineering 設計 / Procurement 調達 / Construction 建設
         (**)  製油所、石油化学プラント、LNGプラント、発電所 等
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2.  同エンジニアリング会社が、機器・鉄骨・配管・電気・計装品等を、全世界から購入します。
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3.  プラント建設地へ輸送します。（この部分が 「プラント輸送」 と呼ばれる、輸送会社の作業範囲になります。）
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4. プラント完工後、試運転を経て、プラント・オーナーへ引渡されます。

プロジェクト全工程の一部に “輸送” があると言う事になります。

■プラント輸送の特徴

◆ルート・サーベイ

GRASSROOTS=未開拓地、砂漠、危険地域等に於ける輸送の可否調査。FS (FEASIBILITY STUDY = 企業化調査)の一環として行われる場合と、輸送実作業に先立ち、単独で行われる場合があります。

◆仕向地側 規則の調査・把握

輸入通関規則・制限、税制、免税方法、租税 (= VAT/GST 等) の還付方法、輸送規則・制限等の詳細を事前に調査し、円滑な輸入通関、その後の輸送作業を計画・実施します。

◆工程管理

貨物の製作工程・現地プラントの建設工程を最大限考慮した上で、不定期船・重量物船の確保、最適寄港地・時期の決定、輸送ルート・使用機材の策定等を綿密・詳細に取り纏めた輸送計画書を作成します。
その計画書を基に、プロジェクト全体に於ける、輸送部分の工程管理を行います。

◆重量物輸送

貨物図面、輸送図面、船積み・固縛手順書、輸送手順書等を作成し、安全を第一義に、重量物輸送の実行管理を行います。

◆輸出国側規則・慣習に則った書類作成 （インボイス、パッキングリスト、輸出ライセンス等）

梱包仕様 （偏荷重貨物対策、燻蒸・熱処理 等）

◆輸入国側規則・慣習に則った書類作成 （インボイス、パッキングリスト、危険品リスト、輸入ライセンス等）

免税リスト管理 （申請、リスト作成・更新、進捗報告書等）

■プラント輸送の実例 （重量物輸送）
  

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フィリピン向けプラント一貫輸送（海外プロジェクト）